社員インタビュー
BtoB・BtoC両面のマーケティングがおもしろい!
業界・職種に応じた施策で「入社後活躍」を叶えていく
稲田 七恵 (Nanae Inada)さん
2019年、異業種からエンワールドのマーケティングチームに入社。前職の経験を活かしながら新しい業務に挑戦。2023年春に産休から復職しチームマネージャーに昇格。「入社後活躍」をミッションにBtoC、BtoBの両面のマーケティング活動とチームビルディングに取り組んでいる。
- 現在の業務、仕事内容を教えてください。
マーケティングチームでマネージャーをしています。2022年に双子を出産し、2023年春に産休から復帰してその後にマネージャーに昇格しました。今はデジタルマーケティングからPRコミュニケーションまでをみており、マーケティング施策のプランニングから予算管理、チームの育成に取り組んでいます。
現在、主にエンワールドのブランド認知向上や転職を希望される方の登録促進、また自社採用のためのブランディングをミッションに活動しています。
- エンワールドに入社した時期ときっかけは何ですか。
2019年の4月にマーケティング部へ入社しました。
前職は経営企画部で、マーケティングというよりも主に広報業務やホームページの管理、全社を横断する企画で事務局として運営を担当していました。今後のキャリアを考えた時により成長でき、実践的に英語力を鍛えられる企業で働きたいと思い転職活動を始めました。その時にビジネス向けのSNSで声をかけてくれたのがエンワールドのコンサルタントでした。
当初は、エンワールドの登録者として転職活動を進めていたのですが、経験年数が浅かったこともあり、なかなか希望に合う企業と出会えずにいました。その時、担当のコンサルタントから、エンワールドのマーケティングのポジションを紹介してもらったのが、エンワールドに応募したきっかけです。広報分野の仕事もできるということだったので、ぜひとお願いして話を進めていただきました。
決め手となったのは、グローバルな職場環境と面接の時のコミュニケーションが非常にスムーズだった点です。私が面接で答える内容を受け止めていただいて、お互いに誇張のない、対等に話せるフィット感が非常に好感触でした。
- 人材業界でマーケティングを行う上での面白みを教えてください。
人材業界では転職希望者と企業の双方の希望に沿って転職を成功させることが前提で、さらにエングループとしては入社後の活躍が重要なミッションになるので、マーケティング活動も一点集中ではなくバランスを取ったやり方が必要になります。単純に「登録者を増やせばいい」「採用企業とのつながりを増やせばいい」という話ではなく、「業界ごと・職種ごとに異なる需要と供給のバランス」を意識しながら施策を打っていきます。採用企業に向ける場合はBtoBの手法になりますし、登録者を増やす場合はBtoC向けのアプローチなります。大きく違う特性を持つマーケティングの両面に携われることは、他にはない人材業界のマーケティングの魅力だと思います。
また、企業向けか、転職者向けか、どの業界・職種なのかによって企画も変わってきます。デジタル広告が良いのか、オフラインのイベントでアプローチしていくのか、打つ手も多岐に渡ってくるので都度考えながら企画を進めていくのもおもしろいです。
- エンワールドについて発信していく上で心がけていることはありますか。
企業と転職希望者のマッチングビジネスのため「どこに向かってどんなメッセージを打つか」を大切にしています。繰り返しになりますが、ただ新規登録者を増やせばいいというわけではありません。登録いただいたのち、「エンワールドに任せて良かった」という多くの顧客体験を生み出すことが重要で、それを成立させるにはターゲティングの精度を高め、正しいメッセージを伝えることが必要です。
また、企業と転職希望者双方の希望に応えるマッチングをさせるのは、AIではなく社内のコンサルタントが、一人ひとり丁寧に向き合っています。コンサルタントのリソースにも限りがあるので、その点も考慮しながら、登録者数だけをKPIとせず、より「入社後活躍」の数と実現性を高めていくKPI設計を目指していますね。
- エンワールドの特徴や強みは何だと思いますか。
「enabling success 入社後活躍」という哲学です。これまで述べてきたように入社後の活躍とは、転職希望者と採用企業の両者に対してエンワールドがコミットしなければいけないミッションです。これは口先だけではなく、コンサルタント一人ひとりが共感・理解し全社に浸透していると思いますし、利用していただいた方々の声からも非常に大きな強みになっていると感じています。
一番実感したのは、営業のチームミーティングに参加した時です。コンサルタントがそれぞれ担当していた転職の成功事例を紹介する場だったのですが、必ず「入社後の活躍ポイントは何だったか」に触れていました。個々の転職者の活躍ぶりについて掘り下げていて、その結果をメンバーに共有していました。コンサルタント一人ひとりが転職者と企業双方に真摯に向き合っており、ミッションが現場の日常に根付いていると感じた一場面でした。営業以外の部署でも同じです。会社の哲学に共感している人が集まり、一体となって取り組んでいることでより強い組織になっています。
- エンワールドカルチャーについて教えてください。
入社当初からお互いにサポートし合う、感謝し合うカルチャーがエンワールドの良い特徴だと感じています。例えば、Rin-A-Dingという成果を共有する場が毎週金曜日に設定されているのですが、発表者は最後に必ず、関わった相手に感謝を伝える習慣があります。内容ごとにバックオフィスの担当者だったり、チームの先輩後輩だったりしますが、感謝を伝えるコミュニケーションが根付いているカルチャーがとても素敵です。
また、楽しむことに全力なタイプの人が多いのも、エンワールドの良いカルチャーにつながっていると思います。仕事以外でアクティブに楽しむ人が多く、例えばハロウィンやクリスマスといったイベントのパーティーでは皆さん本格的な仮装やドレスアップで参加しています。またメンバーが多国籍ということもあり、DEI(Diversity, Equity, and Inclusion)について感度が高く、そういったイベントに積極的に参加する人も多いです。
私自身、社内の“Ambassador”と呼ばれるグループに参加していますが、そこでは役職関係なく、メンバーが自主的に良い組織づくり、カルチャーの浸透を目指して活動しています。
- 仕事で大切にしていることはありますか。
一番は、チームメンバーそれぞれが得意な部分を活かしながら、キャリアを築いてもらうことです。誰しも苦手な部分はありますし、克服を求められることもあります。ただ、チームでの仕事であれば補い合うこともできますし、知恵を出し合えば良いシナジーが生まれると考えているので、お互いに補完し合って、得意な領域では能力を発揮してもらい、小さくても成功体験を積み重ねていってほしいと思っています。
もう一つは、私自身家庭の関係で時間の制約があるので、私が不在でもチームが走れる、自立した組織をつくることです。些細な事ですが、私のアクションを待たせてしまうことで、チームのスピードが落ちないよう心がけています。とはいえ、まだ「自分がコミュニケーションを取ったほうが早いな」とか「確認しておきます」と言いがちで、タスクを抱え込んでしまうことがあるので、マネージャーとして、自分がやるべきこととやらなくてもいいことを判断し、意識的にメンバーに任せるようにしています。それには日頃のコミュニケーションや信頼関係が大切だと思っていて、ただ任せるだけではなく、私が把握している背景やストーリーを共有しながら、任された人も納得して仕事に取り組めるようにしていきたいです。
- 今後の展望やチャレンジしたいことを教えてもらえますか。
まずは、マネージャーとしてもマーケティングのスペシャリストとしても、もっといろいろな方面で知識をつけていきたいです。出産を経てライフステージが変わったところなので、今後のキャリア構築についても日々考え中です。
その中で、仕事と子育てについて悩んでいる方の役に立てればと思っています。子育てが始まると、キャリアについては後回しにしようと諦めてしまう方も多いと思います。家庭によって、それぞれの事情や考えがあると思うので、一つの正解はないと思いますが、何か考え方の手助けができればと考えています。
我が家の場合は、夫と日頃から互いの仕事やキャリアのことを話していたので、その流れでマネージャーへの挑戦についても相談していました。最終的には、夫が「自分もサポートできると思う。ぜひやるべきだ。」と背中を押して、前にすすむことができました。
これからも家庭を大切にしながらキャリアを築き、私自身がワーキングペアレントとしてのロールモデルになって、家庭とキャリアの両立に悩む人の背中を押せる存在になっていければと思います。
- ※2024年2月現在の内容です
- キャリアサマリー
- 前職
-
経営推進本部 経営企画課
主に経営会議や全社会議等の事務局、事業計画の策定に携わる。また、コーポレートメッセージや、広報業務にも従事。
- 入社1~2年目
-
マーケティング部門 コミュニケーションズスペシャリスト
PR・コミュニケーションズチームで主にイベント企画を担当。コロナをきっかけに毎月の登録者や採用企業向けにウェビナーを企画・運営。
- 入社3~現在
-
マーケティング部 シニアコミュニケーションズスペシャリストからマネージャーへ
広報担当として、主にメディア対応やプレスリリースの発行等に携わる。特に取材対応や、ブランドガイドラインに沿ったコンテンツ管理を実施。現在はデジタルマーケティングチームとPR・コミュニケーションチームを管轄しマネージャー業務に従事。